「スポーツと体育の国際年」、記者会見で幕開け

国連による『スポーツと体育の国際年』(IYSPE 2005)の幕開けとして、1月17日、東京で行われた『愛・地球博 スポーツサミット2005』(SSE 2005)の記者会見に、国連環境計画(UNEP)及びユネスコ(国連教育科学文化機関−UNESCO)の代表者が出席しました。

今年の『スポーツと体育の国際年』における目的、戦略、達成目標について、ユネスコのマーサリン・ダリー氏が概略を説明しました。世界平和と持続可能な発展を実現させる手段として、スポーツの推進を願う盛りだくさんのイベントが予定される1年ですが、その中で『愛・地球博 スポーツサミット2005』では、各スポーツ連盟の代表やプロアスリート達、国連関係者が集まり、スポーツを環境保護に対する意識や活動を促進する手段として利用することについて議論し、この分野における協力を約束する共同宣言の調印を行います。

このイベントは、『愛・地球博』(3月より愛知にて開催)にて7月31日に行われます。「自然の叡智」をテーマとする同万博には、最先端をいく持続可能な技術が世界中から集結します。これらの技術は、20世紀における人類の急速な発展の結果としての地球温暖化やエネルギー問題という自然との不調和を改善しようとするものです。

UNEP代表のセオドア・オーベン氏は、UNEPが国際的なスポーツコミュニティとの関係を築く上で行っている活動を紹介しました。その中でUNEPは特にNPO法人グローバル・スポーツ・アライアンス(GSA)との協力関係に積極的であることを挙げ、ケニヤのスポーツ団体と共催した子ども環境キャンプ等の草の根レベルの活動や、『スポーツと環境の世界フォーラム(G-ForSE)』、『愛・地球博 スポーツサミット2005』などの国際的なイベント開催について述べました。

「このサミットは、スポーツと清浄な環境との関係性の更なる強化を図るものです。−清涼な空気、水、スポーツの関係性−これらの不可欠な自然環境の基本条件なくして私達がスポーツを享受することはできません。」オーベン氏はこのように語りました。

今回の記者会見に出席したプロ・テニスプレイヤーの松岡修造氏は、この点に関して、自身が参加した北京でのプロトーナメントについて次のように回想しています。「北京市の大気状態はトーナメントに参加した一部のアスリートが呼吸困難に陥るほど劣悪なもので、これは選手の健康とプレー、両方に悪影響を及ぼしました。」

●関連リンク
UNEP http://www.unep.org/
UNESCO(ユネスコ) http://portal.unesco.org/