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環境保護に尽力するサラ・レナー

2008年4月22日‐カナダのクロスカントリースキーオリンピック銀メダリストとして知られるサラ・レナー選手は、環境保護の為にレースに出ていると言っても過言ではありません。この度母親となったレナー選手は、未来の世代に健康な地球を残すべく、気候変動防止に向けた大きな一歩を踏み出しました。

「母親として、アスリートとして、また一人のカナダ人として、私は自分の娘に対して大きな責任を背負っています」レナー選手は言います。「自然環境が危機的局面を迎えている今、私達全員が環境の為に何かをしなくてはなりません。私達一人一人が立ち上がり、“私達は子供達のことを大切に思っている。そんな子供達の為に何もしなかった親として名を残すようなことは絶対にしない”と声を大にしなくてはならないのです。」

クロスカントリースキーの選手として12年のキャリアを持つレナー選手は、これまで年々予測不可能になっていく冬の天候状態を目の当たりにしてきました。そして、季節らしからぬ気候がクロスカントリースキーの将来を脅かすことを危惧し始めたのです。

「何百キロも離れた場所から運ばれてくる雪の上を滑ることに、私自身、慣れてしまいました。また、そうやってコース場に撒かれる雪は、年々汚くなっています」レナー選手はこう語りました。「ヨーロッパでワールドカップを開催するのは、主催者にとってはかなり厳しい状況でしょうね。」

今月、レナー選手はケベック州モントリオールで三日間に渡って行われた環境科学及び気候変動危機の解決に関する集中トレーニングに参加しました。この会議ではアル・ゴア前・米副大統領をはじめ、カナダの著名な科学者デヴィッド・スズキ博士など気候の専門家がディスカッションを行いました。レナー選手はカナダ全土から集まった250名のアスリート、経済人、教育者、環境保護主義者、政府関係者のうちの一人として、The Climate Project (TCP) Canadaが主催したこの会に参加したのです。気候変動の危機が迫る中、参加者達はそれぞれの地域の環境大使として、皆の認識を高めるために有効な最新情報を携えて地元へと帰っていきました。

レナー選手をサミットに招待したのは、大気質の改善を目的としている非営利団体Clean Air Championsです。同団体では、著名なアスリートたちとの協働により、カナダの人々を対象に日ごろの実践を通じて健全な環境と個人の健康を強化するよう呼び掛けています。レナー選手にとって今回のサミットは、カナダの大草原を飛行機で飛び越えてまでして(Co2を排出してまでして)参加した甲斐があったようです。そういった罪悪感を軽減する為、彼女は空路移動に伴いカーボンオフセットを頻繁に購入しています。このカーボンオフセットとはCo2排出に対して個人が自主的に払う環境税を指しますが、これについてレナー選手は、「必ずしも理想的ではないが、自分が環境に及ぼしている影響を軽減する一つの方法ではある」としています。

アルバータ州のバンフ市民図書館で行われたアースデイで、レナー選手はアル・ゴア氏の受賞ドキュメンタリー作品『不都合な真実』を基に、気候変動に関する初のスピーチを行う予定です。その一方で、夫であるトーマス・グランディ選手が同日重大発表を行います。アルバータ・アルパインスキー・チームがカナダ初のカーボンニュートラルな地方スポーツチームになるのです。

環境保護に立ち上がるアスリートが増えつつある昨今ですが、レナー選手やグランディ選手もまたその一人に過ぎません。ナショナル・ホッケーリーグ連盟は「環境イニシアチブを支援したい」というホッケー選手をこれまで500人以上も集め、その中にはオリンピックカナダ代表でカルガリー・フレイムズのライトウィングを務めるジャローム・イギンラ選手も含まれています。彼らはCo2を削減する為に自分達ができることをそれぞれ実践しているのです。

気候変動がもたらす潜在的な脅威からアスリートたちも影響を受けずにはいられません。環境保護を支持する声はスポーツの世界にも波及しつつあります。

レナー選手は次のように述べています。「私達の世代は気候変動が自分達の肩にのし掛かっている世代。そしてまた、環境問題に対して立ち上がり、何らかの行動を起こすことのできる世代でもあるのです。」

■ソース
バンクーバー2010:http://www.vancouver2010.com/en

リンク
Clean Air Champions

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