2012年ロンドン五輪では車の乗り入れ禁止へ
2007年10月23日―
タイム誌が伝えるところによれば、2012年ロンドン夏季五輪を訪れる800万人の観客達は、移動の際、公共交通機関、徒歩、自転車のいずれかを利用することを余儀なくされます。しかし少数の身体障害者は、ロンドン、バーミンガム、マンチェスター、ニューキャッスル、グラスゴー、カーディフ、ウェイマス、ポートランド(ドーセット州)の各メイン会場に設置予定の車両進入禁止区域近くのどこにでも車を駐車することができます。
同誌によれば、オリンピック実施局(ODA)は今回の五輪を、交通計画の抜本的な変更の実験の場にして、それを全ての主要な文化・スポーツ行事にも広げたいと考えています。ODAは、観客が会場に行くための車利用を一部抑えるために五輪招致当初計画していた、M25とM11(高速道路)上の2つの巨大なパークアンドライド場の設置を中止しました。
五輪の入場券を持っている人には、一人一人自宅から会場までの経路が詳細に記された旅程表が送られてきます。また競技当日には、会場までのルートに関するリアルタイム交通情報が個別に携帯電話にメール送信され、交通機関に遅れが生じた場合には、別ルートを利用する指示が送られてきます。
ロンドン市内でイベント会場に向かうすべての観客には全ゾーンで使用可能なトラベルカード(全公共交通機関共通の一日乗車券)が無料配布される一方で、ロンドン市外から来る人は、ロンドンまで、鉄道の定額割引券をどの駅からでも購入することができます。
ロンドンに複数ある主要道路の一車線は、五輪開幕の二ヶ月前から、アスリート、大会関係者、メディア関係者など8万人の五輪関係者専用となります。タイム誌によれば、その主要ルートとなるのは、ハイドパークからパーラメントスクエアまでで、エンバンクメントからタワーヒル沿い、そしてハイウェイに乗ってストラトフォードへと抜けるルートです。
ODAの交通ディレクター、ヒュー・サムナー氏はタイム誌に次のように答えています。「私達はロンドン五輪を近代オリンピック史上最もグリーンな大会にするために、極めて積極的な取り組みを行っています。私達はインフラにおけるハード面での遺産と、そして人々が交通手段について考え、そしてどうやってスポーツや文化行事に出かけていくかを考えさせるソフト面での遺産を残したいのです。」
サムナー氏は、ロンドン五輪は、2003年にロンドンで渋滞税が導入されて以来の自動車輸送に対する人々の意識の変化を基盤としている、と述べました。タイム誌は、現在でも自動車利用が減り、バスと電車の利用が増えている主要都市はロンドンだけである、と報じています。
リンク GamesBids.com
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