北京は、地下鉄運賃を引き下げて、公共交通機関の利用を促進
均一運賃制度では、片道の運賃が3元から2元(27セント)に引き下げられることになり、これが10月7日から導入されます。この日はまた、市の中心地を南北に走る新しい地下鉄路線の開通日でもあります。
北京の地下鉄5号線となる、27.6キロメートルの新路線工事は2002年12月に始まり、その費用は120億元(約16億ドル)に上ります。現在北京には4つの地下鉄があり、合計距離は114キロメートルで、毎日およそ115万人、全通勤通学者の15%の足となっています。市政府によると、北京市は来年新たに3つの路線を加える予定で、その合計距離は200キロメートルに達することになります。
運賃引き下げの最終決定が下る前の水曜日に、北京市発展改革委員会によって公聴会が開かれ、そこでは、片道の運賃を2元に引き下げるものと、移動距離に応じて2元から4元まで変動するシステムの、2つの地下鉄運賃制度が提案されました。
この会議には、輸送専門家、一般利用客、地下鉄運転手や政府関係者の代表など25人が出席し、その大半が均一運賃制度に賛成しました。この制度では、80%の利用者が地下鉄を利用するたびに、1.3元(17セント)節約できることになります。
「均一運賃制度は、導入しやすく、乗客にとって経済的です。さらに地下鉄路線が完成すれば、より多くの人々が地下鉄利用を選ぶようになり、地上の交通渋滞は緩和され、大気質はさらに良くなるでしょう」と、北京市運輸管理局の劉通亮局長は言いました。
地下鉄乗客数の増加が避けられない事を考慮し、運輸当局は、車両本数を増やし、運行間隔を短縮して、輸送能力を引き上げることを約束しました。その一方で、劉局長は、均一運賃制度の導入後に、公共交通機関に対する政府の支出を年間10億元(1億3,300万ドル)増やす、と述べました。
道路の渋滞は、北京市にとって未だ解決されない大きな問題です。同市には現在300万台以上の自動車が登録されていて、市民は交通圧力を緩和するために公共交通機関を利用することを促されています。
市政府は今年初めより、住民に対してバスの運賃を最高60%、学生に対しては80%もの割引をすることによって、人々に公共交通機関を選択するよう奨励しています。
北京市交通委員会広報担当の劉小明副主任によると、北京市は、公共交通機関を利用する市民の割合を30%から40%以上に増やすことを目標にしています。
この目標を達成するために北京は、2010年までにバスの台数を1万8,000台から2万1,000台に増やし、地下鉄の路線を現在の114キロメートルから270キロメートルに拡張する予定である、と劉副主任は述べました。
リンク 2008年北京オリンピック組織委員会
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